自己啓発の不朽のバイブル:「7つの習慣」

書籍

〜人格主義の回復〜 ステーブン・R・コヴィー

いわずと知れた世界的名著「7つの習慣」。自己啓発の不朽のバイブルについて、1つの習慣ごとに深掘りしていきます。この本はただの自己啓発本ではなく、その内容の深さには多くの驚きが隠されています。独自にまとめた資料とともに、その秘密を探りましょう。

今も読み続けられている不滅のバイブルであり、自己啓発本として本屋においてあるが、キングオブ自己啓発本である。

自己啓発には特に興味ないよ、自分は充分幸せに生きてるよっていう考えの人もいると思います。しかも7つの習慣、習慣を7つも!?って思う人もいるかと思います。習慣っていろいろあるよね、朝起きて顔洗って歯磨いてとか、筋トレするとか水を飲むとか。

でもそういうんじゃないのよ。

これって、ビジネス本、自己啓発本、習慣を作ろう本みたいな感じの本ではなくて、ちょっと読んでみるとびっくりするくらい違う本なんですよ。ん-、まぁどちらかというと、幸福本、哲学の本に近いかもしれない。しかもすごく具体的に教えてくれる本なの。

これね、漫画本もあるんだけど、こっちのほうがおもしろいのよ。キングオブ自己啓発本といわれる所以は最初の方に書いてあるんだけど、アメリカ建国(1776年)から1989年までの今まで出されたすべての自己啓発本を調査したんだって。約200年分・・・

成功法則の本っていっぱいあるけど、人は話し方が9割とか嫌われる勇気とか最近でいうと夢をかなえる象とか、今売ってる自己啓発本を買う人はいるけれど、先生は建国以来の成功本も調査しているというところが最大の特徴なの。

んで、調査していく中である大きな真実に気づく。それは何かっていうと、第一次世界大戦(1914年~)の前後で傾向が異なるということ。最近の自己啓発本はモチベーションをアップしましょう、コミュニケーションスキルをアップしましょう。それによって成功しましょうという本が多い。しかし、これらは即効性はあるが短期的成功に終わるだろうと言われている。

しかしもっとも大事なことは、第一次世界大戦より前にある。前にあった本にはどういうことが書いてあったか。実は謙虚でいなさいとか、善い人でいなさいとかいう根本的な人格育成の本であった。この人格育成が長期的な持続的な成功をもたらすと言っているの。

この本の序章に、成功者の悩みが書いてあるんです。お金も手に入れ、家も建てて、裕福な暮らしをしている。でも家族とは他人同然だとか、僕の人生って何だったんだろうかとか。それはなぜかって、即効短期の成功本のやり方をしてきたからです。本当の成功はお金を稼ぐことですか?そういう人たちは虚しい成功者になってしまう、と。

例えば、皆さんが年数重ねて、成功も重ねて企業のトップあるいは経営者になったとしましょう。そんな時に、虚しい成功者にならないために人格の育成がものすごく大切であるということをおっしゃっています。

じゃあ次に7つの習慣、なんで7つなのか全体的なマップを教えてくれるんですね。

まずは依存、誰かのせいにして、人のせいにしていては成功しない。この会社あの社長だからダメなんだよねとか、あの上司があの部下がとか誰かのせいにしている人、依存状態にあるといっています。んで、この1、2、3のステップを踏むことによって、私的成功を収めることができる。

ただ、この私的成功だけで終わることはダメだって先生は言うのよ。お前が一人で成功するのは当たり前だろ!そんなんもので満足させないぞと。4、5、6の習慣を持って公的成功に至れ。多くの人を巻き込んで成功を収める、そういう人になれよと言っています。

そして、自分だけの成功ではなく、周りの人もみんなハッピーになってるか?あの人もこの人も周りの人がみんなハッピーになってる?みんな成功してる?その成功は誰々さんのおかげなんですよ~っていわれているか?

でも、まだ合格点はもらえないの。先生がおっしゃるのは、この7。何度も何度も成功しなさい。そこでやっと合格点はもらえる。1回の成功でヨッシャーなんて言ってると、少し経てばボロボロになってしまう。それは、人格の育成ができていないからである、とおっしゃってるんですね〜。

しかし、人格を根本的に変えるなんて出来るんでしょうか。ここなんです。

それはもともとあった人格育成という古くからの教えであり、この本のサブタイトル、「人格主義の回復」ってあるんです。人格主義っていうのは、モチベーションアップやコミュニケーションスキルといった個別の成功理由、個性主義から人格主義に回帰するんだということを言っているんですね〜。

第一回は「7つの習慣」の導入部分でしたが、次回は「習慣1: 主体的であること」に焦点を当て、どのようにして自立を促進し、個人的な成功を築くことができるのかを詳しく解説していきます。次回もお楽しみに!

第一の習慣

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